良導絡チャート見方 第1チェックポイント


       ◇◇ 元気度、代謝機能(自律神経の興奮性)のチェック ◇◇


正常な[元気度]( 平均値: 40〜60 )

興奮している[元気度]( 平均値: 60以上 )

低下している[元気度]( 平均値: 40以下 )


初めに「平均値」の高さをチェックします。

「生理範囲」が、「良導絡チャート」上のどの高さに引かれているかをみます。

「平均値」の高さは、自律神経(就中交感神経)の興奮性を現しています。

即ち、交感神経が機能できる能力の程度です。


言葉を替えますと、次のものが含まれます。

@代 謝 機 能  

A環境の変化や刺激に対応する能力

B病気に対する抵抗力やスタミナ

これらを総括して、[元気度]と呼ぶことにします。            


[元気度]は、一般的に以下の傾向があります。

◇ 若年者は、高齢者より、「平均値」が高い。(加 齢)

◇ 夏(暖かいとき)は、冬(寒いとき)より、「平均値」が高い。(代謝機能)

◇ 筋肉労働者(筋肉をよく使う人,スポーツマン)は、頭脳労働者(筋肉

をあまり使わない人,デスク・ワーカー)より、「平均値」が高い。

(スタミナ、運動不足、ストレス)


※良導絡は交感神経の興奮性を現しているので、副交感神経が優位な身体

状態であれば平均値の高さ(元気度)は低下しますので注意が必要です。

(寝起き、睡眠直前の状態等)

また、副交感神経を優位にさせる様な施術を行った直後に良導絡測定をす

ると、やはり平均値(元気度)は低下します。


■ 正常な[元気度]( 平均値: 40〜60 )

上図のように平均値の高さが、40〜60の間にあれば、[元気度]は

正常といえます。但し、先に述べた通り、「年齢」や「季節」によって多少

の変動がありますので、その辺を考慮にいれて下さい。


■ 興奮している[元気度] ( 平均値: 60以上 )

「平均値」が60を超す場合は、交感神経の興奮性は〈興奮気味〉だと

いえます。即ち、環境の変化や刺激に対して、敏感に反応し過ぎることを

意味します。「過敏体質,アトピー体質」といえましょう。


※ 痩身で一見虚弱そうにみえる方で、「平均値」が[60]を超す過敏体質

を示す例は多く、外見にとらわれないことが肝要です。   


※[元気度]興奮型の人は、内臓の諸機能にこれといった異常が無いのに、

不定愁訴を持つ(謂所自律神経失調症)方が多いようです。


※[元気度]興奮型の人は、刺激に対し過敏性を有します。

ハリ・灸等の刺激療法を施すときや、薬を投与する際の量は、少なめ(弱め)

がよいようです。


■ 低下している[元気度] ( 平均値: 40以下 )

「平均値」が[40]以下の場合は、「元気度」が低下していることを示しています。

即ち、代謝機能の低下や、病気に対する抵抗力,スタミナの低下を

意味しています。

「元気度」の低下には、次のような原因が考えられます。

@ 加 齢

「平均値」の低下で、重視すべき点は、加齢です。一般的に高齢になるに従って、

体力や代謝機能は低下してゆきます。同様に、「平均値」も低くなる

傾向が顕著に現れます。例えば、「平均値」が[33]であっても、その方の

年齢が66歳であったならば、[33]の「平均値」の高さは、若者に比べ体力

や代謝機能は低下していても、歳相応のものだといえましょう。


A疲労やストレスの加重, B体質的な虚弱

若年層で「平均値」が低い場合、(生まれつきの)虚弱体質(B)かストレス・疲労

の加重(A)が考えられます。特に、「平均値」が正常値にあったり比較的高い値

を示していた人で、「平均値」が低く出るようになったケースでは、過労やストレス

を重視して下さい。


『私は元気だ。どこも悪くはないし、疲れてもいない。「平均値」が低く出るの

はおかしい。』という方がいまが、できるだけ「平均値」の方を重視して下さい。

自覚症状はなくとも、多分過労やストレスが原因で、病気に対する抵抗力が

低下している状態にあります。風邪を引き易くなっていたり、普段では大したこと

でないものなのに、悪化させたり回復が遅れる傾向にあります。


良導絡の測定は、12V(ボルト)でおこないます。12V(ボルト)で測定をし、

「平均値」が低く出ても「良導絡チャート」上で表現出来る範囲では、正常な

平均的な人に比べて、「元気度」が低下している程度であると理解して下さい。

大多数に於いては、特別に医学的処置や治療を必要とするものではありません。

この点をよく被測定者によく説明して下さい。


C生命活動の低下を招くような疾病が潜在している可能性がある


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